知って得する心理学 ―リフレーミング―
今回から知って得する心理学シリーズも始めていきたいと思います。
リフレーミング
今回紹介するのは「リフレーミング」です。
皆さん、リフレーミングって聞いたことありますか?リフレーミングは普段の会話の中で役に立つ技法です。
リフレーミングは英語で「reframinng」と書きます。「frame=枠組み」を「re=再び組み直す」といった意味合いになります。
具体的にどういうことかというと、ある一つの解釈について捉え方が限局化しないよう、全く違う視点から物事を見ようとする技法になります。
よくある場面
例えば、対人場面において「あの人はすぐに怒るから嫌いだ!」と友人が言っていたとします。確かに他者から怒られるのはストレスですし、気持ちのいいものではありません。
しかし、このよう様なアドバイスを送ったら友人はどう思うでしょうか。
「そのひとは何事においても正直にぶつかる人なのかもね。ただ言い方は大事だよね。」
このように聞くとその人への評価が少し変わるような気がしませんか?
「たしかに言い方はきついけど、言っていることは正しいんだよねなぁ。」と思うかもしれません。
その人の性格を嫌っていたところが、関わり方に問題がありそうだと理解の仕方も変化していきそうです。
物の見方にヒントを与えてくれる
このようにリフレーミングは、ものごとの捉え方に対して肯定的な意味づけ(positive conotation)を与えてくれます。
実際の所、例題のように「怒る人」の行動は何も変わりませんし、その捉え方が正しいかも定かではありません。
しかし、初めに評価していた自分の判断も適切とは言い切れません。リフレーミングは何事に対しても、冷静に問題を把握し物事を多面的に見る柔軟性を取り戻させてくれます。
まとめ
- リフレーミングを使うことで考えが偏らずに冷静に物事を判断する柔軟性を得ることができる。
ツイッターでは日々の考えをアウトプットしています。
フォローのほどよろしくお願いいたします!
Twitter account:
ひろくん@心理士(神経心理学)/ @kuroro0829